糖尿病
糖尿病
糖尿病は、血液の中の糖が多くなりすぎてしまう病気です。主な原因は、食べすぎや運動不足、ストレス、遺伝などで、生活習慣が大きく関係しています。症状がないまま進行し、気づかずに放置すると合併症のリスクが高まるため、定期的な検査と早めの対策が大切です。糖尿病と診断されても、食事や運動、必要に応じたお薬でうまく付き合っていくことができます。当院では、一人ひとりの生活スタイルに合わせたサポートを行っていますので、お気軽にご相談ください。
糖尿病は体の中から出る血糖を下げるホルモンであるインスリンが不足する状態が続くことで血糖上昇が起こっている状態です。
高血糖が続くことで動脈硬化が進み、小さな血管が障害を受け続けることで網膜症(視力の著明な低下)・腎臓病(腎機能低下、透析の原因となります)・神経障害(両手足の痺れ)などの合併症や動脈硬化性疾患(虚血性心疾患・脳血管障害・末梢動脈疾患)が進行していきます。
これらの合併症は一度症状が出ると改善しないため、コントロールをきちんと行うことが重要です
糖尿病の危険な合併症
・糖尿病性網膜症
糖尿病未治療で5年間で10%、10年間で30%、15年間で50%、20年間で70%が発症します。
急激な視力低下や失明の危険性があります。
・糖尿病性腎障害
高血糖が持続し10-15年間で腎機能が低下していきます。年間15000人ほどが透析治療を開始されています。
・糖尿病性神経障害
糖尿病未治療で発症から5-10年で3割の人が発症するとされております。神経障害や血流障害から足の病変を起こし、下肢切断に至る人が年間3000人ほどと推計されています。
糖尿病 治療目標
*1適切な食事療法や運動療法だけで達成可能な場合、薬物療法でも低血糖などの副作用なく達成可能な場合の目標とする。
*2合併症予防の観点からHbA1cの目標値を7%未満とする。対応する決闘としては空腹時血糖値130mg/dL未満、食後2時間血糖値180mg/dL未満を目安とする。
*3低血糖などの副作用、その他の理由で治療の強化が難しい場合の目標とする
*4いずれも成人に対しての目標値であり、また妊娠例は除くものとする。